こんにちは。ISV糸見です。
今年も残すところ僅かとなりました。
2025年は世界情勢が不確実性の高い中、ベトナムの第3四半期GDP成長率は前年比8%超と好調な経済成長を維持することができました。
これはベトナムが人口ボーナス期の恩恵を受けていることが大きいですが、ベトナム人の楽観的な考えが消費などに大きく影響していると考えます。
シンガポールの銀行大手UOBが、ASEAN主要5カ国で実施した2025年の消費者信頼感指数(CSI)が公表されました。
この指数は現在と将来の経済環境、家計状況に関する6項目を総合評価して指数化しており、50以上なら「楽観」、50未満なら「悲観」傾向を表します。
国別ランキングで、トップはベトナムで67(前年比+3)と最も楽観的、2位はインドネシア55、3位はマレーシア53、最下位のタイとシンガポールは47と、
ベトナムは他のアセアン諸国を大きく離して最も楽観的な消費者マインドを持っている結果となりました。
消費者信頼感は個人消費の先行指標であり、GDPや市場動向に影響し、楽観度が高いと消費者の支出増加が企業業績を改善し経済を押し上げて行きます。
たしかにホーチミンのショッピングモールや飲食店は深夜まで若者で溢れ、最新のスマートフォンを持ち、食事をすれば誰か余裕があるものが支払う文化です。
「宵越しの銭は持たず」は、江戸っ子の気性を表した言葉ですが、その気性は現代の「サイゴンっ子」にこそ、表れているように感じます。
この好調な経済成長に裏付けされ、ベトナム政府は近年、高速道路や都市鉄道などの交通、港湾、空港、電力インフラなどに巨額の投資を行っています。
ホーチミンでは現在の空港ではキャパが一杯になり、多くの国際線は現在建設中のロンタン新空港に移転する予定です。まだ建設途中ですが、先週12月19日には初の旅客便を試験的に着陸させており、来年2026年の上半期には商業運行を開始する予定です。
ホーチミンの空の玄関口が新しく大きくなることは良いことですが、いままでのタンソンニャット空港は市内にあり車で30分程度だったのが、ロンタン新空港は車で1時間半程度、渋滞を考慮すると2時間はみておく必要があります。
日本で言えば羽田空港や福岡空港が、成田空港になったイメージでしょうか・・・
空港までの鉄道網の整備は早くても2030年とありますから、新空港開業後から数年間は航空便出発時間の4~5時間前には市内を出ないといけません・・・
こんな状況でも、ベトナム人はなんとかなるさと楽観的な思考であまり文句も言いません。
最初から完全を求めないし、とりあずやってみて、後からなんとかする。この楽観こそが経済をまわし、皆が幸福に生きていく秘訣なのかもしれません。
いつも楽観的なベトナム人スタッフに囲まれて、私一人悲観的に仕事をしていますが、来年こそは楽観的に生きていきたいと思います~
2025年もありがとうございました!
2025年もありがとうございました!
お仕事をご一緒させていただいたみなさま、本当にありがとうございました。
今年の振り返りということで、弊社で開発させていただいたプロジェクトの開発言語をまとめてみました。
弊社ではフルスタック開発となりますので、それぞれフロントエンドとバックエンドにて、
アサイン人数ではなく、プロジェクト毎の数で集計してみた結果です。
第1位・・・React.js / Python
第2位・・・React.js / Node.js
第3位・・・Next.js / Next.js
フロントはReact、バックエンドがPythonというプロジェクトが圧倒的に多く、次にReactとNode.jsの組み合わせ、
そして、フロントもバックもNext.jsというプロジェクトが多かったです。
もちろん、Java, PHP, C#.NET, ColdFusionなど安定した大きなプロジェクトも多くいただいておりますが、
最近のオフショアでのシステム開発は、PythonとJavaScript系がほぼ主流になりつつあります。
これは、ベトナム人エンジニアに人気の開発言語ランキングともよく似ていて、
ベトナムで「2025年に学ぶべき開発言語」のTOP3も以下となっています。
第1位・・・Python
第2位・・・Javascript系(React, Angular, Vue.jsなど)
第3位・・・Java
とは言っても、ベトナム人エンジニアはどんな開発言語や開発環境であっても柔軟に対応して行きます。
日本だと「私はこの言語しかできません」という話を良く聞きますが、ベトナム人エンジニアは向上心が高いのか、
はたまた、その楽観性から来るのか、新しい言語もすんなりと開発して行きます。
ただし、飽き性なので、すぐに次の新しい開発言語の仕事をしたがるのが難点ですが・・・笑
来年も加速度的にAI活用が進んで行くと思われる中、急速な社会の変化に、社内も大きな変革で対応する必要があります。いままでの人月ベースの単純下請作業から、もう1ステップ上位の仕事へシフトして行かなければなりません。
彼らの楽観的な考えで先を見通し、彼らの柔軟な思考で変化に対応して行く所存ですので、みなさま来年も宜しくお願いいたします!
AIツールも積極活用!来年はオフショア開発のご活用を!
現在「GitHub Copilot」「Cursor」など、開発者向けのAIツール・エディターを積極的に活用しています!
従来のオフショア開発にAIで生産性をプラスしてサービス向上して参ります。
まだお仕事をご一緒していないお客様!来年2026年はオフショア開発をスタートしませんか?
販売管理、生産管理、勤怠管理、在庫管理など業務系WEBシステムの、フロントエンドからバックエンドまで一貫して開発可能!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
糸見 圭太郎