こんにちは。ISV糸見です。
1月に入りサイゴンでは朝の最低気温が20度を下回る日もあり、バイクに乗っていると少し肌寒く感じるようになりました。とはいっても、午前中には30度を超えて来るのですが、湿度が低くとても爽やかで心地よい良い日が続いています。
毎年、朝にひんやりと肌寒くなると、もうすぐテト(旧正月)がやって来るな~と実感します。
ベトナム南部には四季がないので季節感が乏しいですが、唯一、この時期だけは肌で季節を感じ取ることができます。
ベトナムの文化は旧暦で動いていますが、旧暦は年間354日しかないため正月が真夏に来ないように、数年に1回は閏月(13月)を導入して新暦との調整を行っています。
そのため、毎年、1月下旬~2月中旬で旧正月が変動することになります。
今年のテト(元旦)は来月2月17日ですが、もう間もなくサイゴンの街中がいつもに増して慌ただしくなり、社内では帰省を待ち望むスタッフが浮かれ出し、一気に街中に師走感が広がって行きます。
この30年で急速に発展したベトナムですが、毎年、この師走の時期の「高揚感」と、テト元旦の「静けさ」だけは昔とまったく変わりません。
テト前後のこの時期には、古き良き文化や家族をとても大切にするベトナム人の温かさを垣間見ることができます。
是非、みなんさんも、この期間にベトナムを訪れテトを感じてみて下さい。
ベトナムの経済成長と給与改定について
今年の1月から最低賃金は平均7.2%、ホーチミンやハノイなどの都市部では、496万ドンから531万ドン(約3.2万円)へ引き上げられました。
ただし、都市部で影響するのは、アルバイトなどパートタイマーの時給などに限られ、正社員として最低賃金で働いている人は皆無に近いと思われます。
実際、弊社の「新卒」の給与は1,000万ドン弱なので、おおよそ最低賃金の2倍で、それも半年程度で昇給して行きます。
先日、バイクで路線バスの後ろを走っていたら「バス運転手募集」の広告が目に入り、そこには月給1,700万~2,000万ドン(約12万円)とありました。
今のサイゴンで家族を養うには、少なくともこの程度(約12万円)が必要なのかもしれません。
若者の多くが自身の所得では買えないような最新のiPhoneを持っていたり、海外に住む親戚(越僑)から多額の仕送りがあったり、
何らかの副業や個人ビジネスによる不労所得のある人が多いサイゴンでは、所得格差も激しく、いったいいくらが世帯当たり平均所得なのか?
何年暮らしていても実態が分からないのが不思議なところです。
また、この時期ベトナムでは多くの企業がスタッフの人事評価・昇給(給与改定)を行います。
2025年のGDP成長率は8.02%、最低賃金は7.2%の上昇、銀行定期預金金利も7%近くあり、給与も同じくらいの比率で昇給することが求められます。
今回、弊社の昇給率は、最低2%~最高40%くらいまで会社全体では平均6.6%の昇給という結果になりました。
弊社では年間2回の評価改定を実施していますので、年間での昇給率は実質10%前後を見込んでいます。
日本からの円建ての仕事が多い弊社では、為替が円安に振れるだけで自動的に「売上減、コスト増」とダブルパンチとなりますが、
日本の高度成長期もそうであったように全ては右肩上がりであり、この成長についていけない企業は淘汰されていくことになります。
毎年10%の昇給についていくためには、会社の規模拡大は当然ながら、スタッフの流動性も高めていかなければなりません。
信賞必罰を徹底し、必要な人材は惜しみなく昇給させ、成果を上げられない人材は、新しい人材へと入れ替えていく必要があります。
厳しい話になりますが、成長著しい国で会社を維持成長させて行くためには、この新陳代謝は必須と考えています。
これは人口ボーナス期にあるベトナムだからこそ成立ちますが、スタッフ側も会社に対する意義が見いだせなければあっさりと離職して行きます。
現時点では会社もスタッフもお互いより良い意味で競争力ある仕組みとバランスが保たれています。
ベトナムの一人当たりGDPは約5,000米ドルを超え上位中所得国の仲間入りをし、2026~2027年にはタイを超え、インドネシア、シンガポールに次ぐ、アセアン第3位の経済規模となる見込みです。
ベトナムの経済成長に伴い仕事のレベルを上げて、労働集約型産業(オフショア開発もそうですが)からの脱却を目指さないといづれ限りが来るように感じています。
急速な経済成長とAIの進化、世界はかなりのスピードで変化し続けています。
テトを前にスタッフと年末の面談をしながら、この変化に負けないように、社内中心から小さな革新を起こし続けなければと強く思いました。
ベトナムではテト(旧正月)が明けて本当の新年を迎えます。来年も前進して行きますので引き続き宜しくお願いいたします。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
糸見 圭太郎