ベトナム・オフショア開発最新情報(2025年9月)~AIの進化とオフショア開発の生きる道

こんにちは。ISV糸見です。
9月も終わりですが、ホーチミンは雨季真っ只中で、決まって帰宅時間となる夕方に土砂降りのスコールがやってきます。

ベトナム南部の雨季は5月下旬~11月初旬まで半年続きますが、月を追うごとに降水量が増えて行き、この9月が降水量のピークで月間327ミリです。

ちなみに東京の降水量は、台風の多くなる同じく9月が最大で209ミリですから、単月ではホーチミンの方が1.5倍多くの雨が降ることになります。

ベトナム南部は、台風が来ることもなく、概ね午前中は晴れていて午後から夜にかけて短時間のスコールがやってくることを考えると、
1時間あたりの降水量は、東京の何倍も激しいことが想像できます。

この後、10月(266ミリ)、11月(116ミリ)と降水量も減少して行き、12月から半年間はほとんど雨の降らない乾季がやってきます。

雨が降ると、タクシーも捕まらず移動も大変ですが、人々の生活や農業にとっては恵の雨です。

そういえば、ホーチミンに30年近く住んでいますが、水不足になったという話はあまり聞いたことがないですし、豊富な水資源のおかげで、南部メコンデルタでは三期作を行い、1年に3回も米を収穫することで世界有数の米輸出国となっています。

熱帯モンスーン気候による雨季と乾季のサイクルが、ベトナム南部を含む東南アジアに大きな恵をもたらせているんですね。

土砂降りのスコールを避けて通りの軒下で雨宿りする時間、落雷の光と音とトタン屋根に打ち続ける雨音だけが響き、喧噪のホーチミンも静かに落ち着くように感じます。

雨のホーチミンもまた趣があって良いものです。

【AIの進化とオフショア開発の今後について】

最近の同業者間のもっぱらの話題は、AIの進化によってオフショア開発が減少して行かないか?という危機感です。

AIは日進月歩ですから、オフショア開発が得意とするコーディングやテスト作業などは、あっという間にAIに代用されてしまうんじゃないかということで張本人である「AI」に将来どうなるのか聞いてみました。

私:「AIの進化はオフショア開発に影響を与えますか?」

AI:「はい、AIの進化はオフショア開発(海外委託開発)に大きな影響を与えます。AIツールにより、コードの自動生成やレビューが可能になり、単純作業の多くが自動化されます。これにより、オフショア開発のコスト削減のメリットが相対的に小さくなる可能性があります。」

私:「がーん、それはショックです。」

AI:「それはショックですよね・・・でも悲観する必要はありません。AIの進化は確かに変化をもたらしますが、それは同時に新しいチャンスも生み出します。」

私:「ピンチはチャンスということですね?」

AI:「まさにその通りです!「ピンチはチャンス」これはAI時代にもぴったりの言葉ですね。AIの進化によって一部の仕事が変化するのは事実ですが、それは同時にチャンスでもあります。」

それは、
「AIを活用する新しいいスキルを身につけるチャンスであり」、
「単純作業をAIに任せ、創造的な仕事にシフトするチャンスであり」、
「翻訳コミュニケーションをAIに任せ、グローバル市場で差別化するチャンスです。」

私:「なるほど。ベトナムオフショア開発はAIと共存できますか?」

AI:「はい、ベトナムのオフショア開発はAIと十分に共存できます。むしろ、AIを活用することで競争力をさらに高めるチャンスです。
  
ベトナムのオフショア開発企業がAIを積極的に取り入れることで、単なる「外注先」から「技術パートナー」へと進化でき、AIと共存することで、より高付加価値なサービスを提供できるようになるでしょう。
 
ベトナムオフショア開発の強み×AIの可能性は以下に上げられます。

「優秀な若手エンジニアが多い強みは、AIツールでスキルアップが加速」
「コスト競争力が高い強みは、AIで生産性をさらに向上」
「日本語能力などは、AI翻訳・コミュニケーション支援で補完」
「IT教育が進んでいる強みは、AIリテラシー教育も容易に可能」


AIの進化は、オフショア開発の「あり方」を根本から変えつつあります。単なるコスト削減や単純作業者確保の手段ではなく、AIと共存しながら高い技術力と生産性、柔軟な対応力を持つパートナーとしての価値が求められる時代になっていきます。

現在、社内の開発チームには「GitHub Copilot」や「Cursor」などの「AIツール」の有償版を導入して、実際にコードレビューなどに利用しています

ベトナムのITエンジニアは若いので、あっという間にAIを使いこなして行くことでしょう。

彼らの苦手な領域である「創造性」をどうやって伸ばして行くか、、、
単純作業から創造的な仕事へのシフトを促す仕組みを真剣に考えなければ。

「最も強い者が生き残るのではなく、最も変化できる者が生き残る」とダーウィンは言っています。
弊社もAIを取り入れて変化して行きたいと思います!

【来期のオフショア開発活用の計画を!】

AIツールも積極的に活用して行きます!
まだお仕事をご一緒していないお客様!来期はオフショア開発をスタートしませんか?

販売管理、生産管理、勤怠管理、在庫管理など業務系WEBシステムの、バックエンドからフロントエンドまで一貫して開発可能!

<直近の開発実績はこちらから>
https://www.isv.vn/portfolio/

 「オフショア開発を始めたいがどうすれば良い?」
 「以前、オフショア開発で失敗したが、どうすれば上手く行く?」
 「品質や納期は本当に大丈夫?」
 「契約や支払はどうするの?」などなど

オフショア開発のご不安や現状の課題にお応えします!

日本国内のソフトウェア開発で社内や協力会社にてリソース問題を抱えられているお客様、将来のAI活用を見据えて、ベトナムへの委託をお考えのお客様、是非ご連絡下さい!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

糸見 圭太郎
Itomi Keitaro

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この記事を書いた人

糸見 圭太郎
ISV VIETNAM CO..LTD 代表取締役CEO
1996年に初訪越し在越29年目へ。2007年ISV創業。
ITのチカラでお客様そして社会のDXに貢献します。

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