こんにちは。ISV糸見です。
突然ですが米国のNVIDIA(エヌビディア)の株価が3年でほぼ10倍と快進撃が止まりません。
昔のNVIDIAと言えばPCゲームのためのグラフィックボードしか思い出せませんが、
どうやって短期間に、これほどまでに強くなったのか不思議です。
とういうことで「THE NVIDIA WAY エヌビディアの流儀」を手に取って読んでみました。
NVIDIAのGPU(グラフィック演算ユニット)の計算能力が、いかにしてAIの道に進んでいったのか
技術的な背景のお話も面白いのですが、その中でも惹きつけられたのが創業者でもジェンスン・フアンの哲学です。
その中に「TOP5メール」を活用するというものがありました。
毎週、組織のあらゆるレベルの社員に対し、自分の取り組んでいることや最近のマーケットで気づいたことの「TOP5」を箇条書きにしたメールを、自分の所属チームや幹部たちに送るよう求めるというものです。
そうすることによって、「組織のサイロ化により上げられる情報が美化されることなく、情報が弱いシグナルの時点でとらえることができる」とジェンスン・フアンは言っています。
お~なるほど!
うちの会社もこれをやってみよう!と思い、いきなり5項目は難しいので「TOP3メール」として直ぐに実行することにしました。
その週の週末、うちの社員からのTOP3メールには、
「15分以内の遅刻は遅刻としないで下さい」
「昼休みを1時間から1時間半に伸ばして下さい」
「気分転換にリモート勤務をできるようにして下さい」
「電子レンジを買って下さい」
「お菓子を買って置いてください」
あ~なんだか想像してたのと違う・・・完全に会社に対する要求メールになってます。
もっと、ベトナムの若い世代でこういう事が流行っています、こういうアプリを開発したいなどを想像してたんだけど。
まあ、仕方がないベトナム人も日本人も最初から主体性を持って仕事をするのは難しい。
「継続は力なり(ベトナム語では「雨垂れ石を穿つ)」
あきらめずに、これからもTOP3メールとフィードバックを毎週続けて行こうと思います。
ベトナム発EVメーカーとモビリティーの未来
以前、ハノイがEVバイクに代わるかもというお話を書きましたが、自動車もすごい勢いでEV化しているように感じます。
市内に充電スタンドはほとんど見かけませんが、みなさん、どこで充電してるのでしょうか・・・
ベトナムの2025年上半期の新車販売台数とシェアは以下のとおりです。
1位・・・ビンファスト(EV自動車)約87,000台(30%)
2位・・・ヒュンダイ 約67,000台(18%)
3位・・・トヨタ 約66,000台(18%)
悲しいかな、トヨタが新車販売台数で3位まで落ちてしまっています。
1位のビンファスト・オートは、ベトナム最大の新興財閥ビングループ傘下の自動車メーカーとして、2017年に設立されたベトナム初の乗用車メーカーです。
当初はBMWからプラットフォームなどの技術提供を受けたエンジン車のみの製造でしたが、2021年には中国企業との技術提携でEV自動車、EVバイクとEVシフト戦略で世界進出を目指し、2022年にはEV専業に転身、2023年には米国ナスダックに上場するというスピード感です。
ただ世界的に見るとEV車は過当競争により需要が低迷しています。
中国では最盛期に600社もあったEVメーカーが倒産や廃業で130社程度になり、2030年まで生き残れるのは僅か15社程度と言われています。
ビンファストも、2024年は4200億円の赤字、今年2025年の上半期も最終赤字2100億円と、べトナム国内での別販売台数シェアが首位にも関わらず、購入者への充電無料サービスや、販売したEV車の保証などの販促費がかさみ苦境が続いています。
それでもベトナム最大財閥ビングループの後ろ盾により、ベトナム中部をはじめインドやインドネシアに新規工場を建設しアセアンに販売網を広げるなど積極的に投資しています。
また、国内では自社製造のEV車やEVバイクを導入利用する、グループ傘下の配車アプリサービス企業を立ち上げ、車を持っていない人々の生活の足として急速に広まっています。
単にEVメーカーにとどまらず、アプリでのサービス提供まで、ベトナムのモビリティーサービス企業を目指しています。
農業が中心のベトナムにおいて、IT産業とならんで大きな産業となり得るEV自動車産業への挑戦、既存の自動車会社や中国新興企業との過当競争など前途多難ですが、ベトナム人の強い愛国心に支えられ、ベトナム独自のモビリティー産業に成長して行くことを願っています。
AIツールも積極活用!来期のオフショア開発の計画を!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
糸見 圭太郎